シニア犬の歯周病予防、どうしましょう?

昨日で終わると思ってたんですけどねー、歯医者。(もちろん私の、です。)

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来月もまたしっかり予約入れられちゃいました><。
上の明細にSRPとあるのは「スケーリング(S)」と「ルートプレーニング(RP)」。今回は虫歯はなかったにもかかわらず、これで半年以上通ってます。

「スケーリング」はよく耳にすると思いますが、いわゆる(見えているところの)「歯石取り」です。ゴリゴリと音が響いてヤな感じはするけど、痛くはないです。「ルートプレーニング」のほうは平たく言えば「歯周ポケット清掃」だそうですが、時々しみますね~。我慢しますけど。。。大人ですから。^^;

スケーリングももちろん必要ではあるけれど、歯周病予防のためにはルートプレーニングがさらに大事だそうです。歯磨きが上手になればポケットも浅くなるのでしょうけど、程度の差はあれポケット清掃は家ではできないんだから、「8020」のためにがんばるぞっ!




犬にもSRP!

実家で飼っていた犬の一匹が、歯周病により晩年は下あごの骨が溶けてしまうような状態だったのを見ていたにもかかわらず、わが家の長男坊けんきちのときはまだ歯磨きという意識はまったくなく、1年半~2年ぐらいの間隔でかかりつけの先生が声をかけてくれたときに全身麻酔下の処置をしてもらっていただけでした。

ふうきちを迎えたとき、「犬にも歯磨きが必要」ってことを預かりさんから教えてもらい、そのときは「ちゃんと歯磨きをしていれば、けんきちに何度も全身麻酔をかけて処置をしてもらう必要もなかったのでは」とすごく後悔しました。

でも、見えないところまで本当にちゃんと磨けているかというと、やっぱり無理なんだと思います。だから歯周ポケットもあっただろうし、家でポケット清掃まではできないわけだから、それはそれで正しかったんだなあ、と今では思っています。

ですから、まだシニア手前のコのいぬ親さんには、獣医さんに相談の上、適切な時機に麻酔下での処置をしていただくことをお勧めします。

しかし、けんきちのときも10歳になると「麻酔下での処置は今回で終わり」って言われましたから、シニア犬になるとそれだけで麻酔をかけることはやっぱりさせられないですよね。じゃあどうするかっていうのはとても難しいのですが…。

シニアになった卒業わんこのいぬ親さんには、毎日の歯磨きで歯垢の除去をしつつ、たとえば何かの治療で麻酔をかけて手術や検査をすることになったとき、歯石除去+ポケット清掃も一緒にできないか、と相談してみていただけたらなーと思います。私はナツが脱臼の整復手術を受けたとき、慌てふためいてそんなこと頭の隅にも浮かばなかったことをすごく後悔しているのです。



ちなみに、ようやく歯ブラシ磨きができるようになったなっちゃんですが、

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生まれつき歯石がたまりやすい形状の歯があるので、かかりつけの先生に相談してフードの一部をヒルズのt/dにしています。

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このt/d、最初に袋を開けたときは「サイズを買い間違えたのか!?」と思うぐらいビックリしました。普段のフードと比べると、この粒の大きさ!

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この粒に歯がグサッ!とささったり抜けたりすることにより効果があるそうなんですが(^^)


ナ:ん?おいちい!
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補助的なものなのでこれだけに期待してはいませんが、お昼の一食分(今は1日3食)をこうしておやつのようにt/dを食べさせています(全部切り替えるにはタンバク質が少なく脂質が多い)。
ご興味のある方は動物病院にサンプルがあったらもらってみてはどうでしょうか。



「無麻酔」はアリエナイ!

それなら最近は「無麻酔歯石取り」っていうのもあるって聞くよ、といういぬ親さんもいらっしゃるでしょうが、それを検討する前にぜひ「日本小動物歯科研究会」の無麻酔下歯石除去のページを読んでみてからにしてください。

実は私もふうきちの歯石がたまってきたとき、「おとなしい子なら無麻酔でできるのかな?」と興味をもっていた時期がありました。

しかし、リンク先にも書いてあるように、この方法では歯周ポケットにアプローチする「ルートプレーニング」の部分は不可能なのです。スケーリングの「ゴリゴリ」を我慢できる犬でも、しみたり痛みを感じたら動かないはずはないのだから。文字通りの「歯石取り」、つまり見えるところのスケーリングだけで、「歯周ポケット清掃」の部分はやっていない。でも「無麻酔歯石取り」の業者のHPではそれについて触れずに、いかにも「麻酔下の処置と同じ(歯周病予防)効果がある」かのように匂わせているところがほとんどです。

確かに、ビフォーアフター写真を見ると、歯が真っ白ピカピカ!すごい!
なら、「美容」と割り切って施術を受けるならあれこれ言うべきではないのか?と思ったこともありました。しかし動物看護士資格を持つトリマーのKさん曰く、「歯の表面に凹凸ができるので、すぐ黒くなる」のだそうです。ひぇ~、それじゃ「美容」にすらならないじゃん!

よく見ると、価格設定は「初回○○円、6か月以内○○円」というところが多い。中には「どれぐらいの頻度で受ければよいでしょうか」という質問に「3か月ごと」と答えているところも。つまり、半年とか3か月とかで次回の処置が必要なぐらい歯石がつきやすくなるってことじゃないですか。。。149.png
(9/2追記「スケーリングでエナメル質がはがれる」ことを明記して、おうちでのアフターケアを教えてくれるお店もありました。)

もっと調べていくと「ドッグ○○○ストの資格を持った専門職が施術いたします」などと、いかにもそういうちゃんとした資格があるかのような表現をしているお店(仮に××とします)もあったりするのですが、「ドッグ○○○スト協会」というところのHPを見ると、「ドッグ○○○ストは××の「商標」です。」と書いてある。なんじゃそりゃぁ~~!?

犬のことに限らず、業者のHPや看板に書いてあることは「100%宣伝文句」だということを忘れてはいけないですね。

人の歯石除去は歯医者さん以外で行うことはできないのに、ペットの分野は法整備が追いついていないのでしょうか。モリだのカケだの言ってる暇があったら、こういうことをしっかり取り締まってほしいものです。


【おまけ】
人間の歯周病治療にはもちろん健康保険がききますが、「ペット保険」の中には歯周病も含め歯科処置はすべて対象外というものもあります。「治療」ではなく「予防」のためのSRPがダメっていうのはわかるけど、歯周「」になってからも保険がきかないとは…。どうせ細かい字でわかりにくいところに書いてあるんだろうなー。一見、保険料が割安に見えても、そういうところを比較しないといざというときに使えないかもしれないですね。


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by shibainukazoku | 2017-08-27 17:32 | From柴犬家族Toいぬ親さん

けんきち&ふうきち&ナツと卒業わん


by kenkichi48